設計者にこそ知ってほしい!整理収納のプロ
プロTOP:吉田章子プロのご紹介
整理収納の知識を知って欲しい(1/3)
生活動線の絡みをほぐして整える
「役に立っていなくても持っていたい物ってあるでしょ。それは、持っていることに意味があるんです。だから私は『捨てなさい』とは言いません」。1010-L/トトノエルの吉田章子さんは、“だんしゃらない”タイプの整理収納アドバイザー。目指すのは「お気に入りの物がたくさんあって生活感がありながら片付いているお家」です。吉田さんのお片付けは基本的に、出す→分ける→減らす(他の場所へ移動・処分)→しまう、という手順で進めます。「一番大事なのは『分ける』こと。まず捨てることは考えず、『使っているかどうか』の事実に基づいて、とにかく分ける」と説明します。
吉田さんによると『片付いている』とは、探し物をしない状態だそうです。「片付かないのは物が多すぎるか、置き方がよくないから。生活動線に沿って使う場所に使う物がまとまって置かれていると効率がいい」と話します。例えばハサミ。文具だからと文具入れに家中のハサミをまとめてしまう。すると使う度に取りに行くことになって、取りに行く分の動線が長くなります。「私は洗剤などの詰め替え用パッケージを切るために、洗面所にもハサミを置いています」と吉田さん。「正しい収納とは、自分がどこで使うかを考えて、その場所へ置いておくこと。動線を短くするためにアイテムが増える場合もありますよ」。生活の中で、今○○を探しているなとか、戻しにくいなと思った場所が片付け始めるきっかけとなり、連動して他の場所も片付いていくという考えです。
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