コラム

 公開日: 2013-08-14  最終更新日: 2016-11-11

リフォームの時に重視する耐震リフォームとは



リフォームとなるとどの方も皆 耐震と断熱を重視されます。
耐震診断というのがあります。
築30年から40年程度の家ですと、一般耐震診断を受ければ大体構造評点
が0.7以下と判定されることが多いです。
この数値は大きいほどいいわけですが、現在の建築基準法にのっとった値は1.0
です。
たとえば震度6程度の地震が来た場合、評点が0.7以下だと倒壊の危険があり、
1.0くらいだと損傷はするが、倒壊はしないであろうという数値です。
耐震等級という言葉があります。
耐震等級1は建築基準法上要求される数値です。
耐震等級2は1の1.25倍、等級3は1の1.5倍の強度があるということです。
先日熊本で起こった地震は、震度7クラスが繰り返し起こりました。
これくらいになるとまともに地震を受けた建物は、木造、鉄骨など構造にかかわらず
倒壊している地域があります。
7クラスが繰り返されると耐震強度は等級3が必要となります。

在来工法の場合、写真のような金物を使って地震や風に対抗する壁(筋交いや合板
を使った壁)を家の中にバランスよく配置し評点を1.0以上に持っていくのが耐震リフォーム
です。(0.7以上でも補助金の対象になることもあります)
建物の重さである重心と強さの中心である剛心をできるだけ近くに持っていくことが大事です。
重さの中心と強さの中心が近いほど揺れは軽減されます。
この場合、屋根を軽くするのが効果的です。
瓦屋根の場合、土葺きを桟葺きに変えることでも軽くできますが、大きく軽減させるには
スレートやガルバに変えるという方法もあります。
しかし、家の外観は変わってしまいます。

この筋違や合板による補強はあくまで、在来工法の家に対する補強方法で、築50年以上に
あるような伝統工法の家では、別の計算方法で検討することになります。
当社で時々、限界耐力計算による古民家の耐震補強をします。
古民家というのは石場建てと言って基礎がなく石の上に柱が建っている家です。


写真のダンパーを使います。
樹脂製で弾力性があります。


壁の4隅に取り付けたところです。


床下の部分にも取り付けます。

古民家と言われる家は、土壁や木材の仕口によって強度が保たれていますが、
本来、ある程度揺れるものです。
揺れることで力を逃がしています。
また束は石の上に乗っているだけですから、地面の揺れをある程度逃がしてくれます。

限界耐力計算では、既存の土壁、垂れ壁など小さな壁も参入できます。
また、在来工法に比べて壁の量も少なく済むので本来の間取りをあまり壊さず施工
できるメリットがあります。

もう一つの耐震診断が、動的耐震診断というものです。


写真の装置は感震機というもので微振動をとらえる装置です。
この感震機を家の前の庭など家に近い地面に設置します。
そしてもう一つの感震機を家の2階に設置します。
双方の感震機からの微振動をとらえてデータを採取します。
地面からの影響を受けて建物がどのように振動するかを計測することで
耐震性を診断します。



主に古民家のようなどんな方法で診断すればいいのかわからない物件に
使われるものです。
机上の計算で判断するのではなく、実際の家で行うところがほかの診断と違う
ところです。
家を実際に振動させて診断する方法もありますが、古民家の場合、損傷を与
える可能性があります。
混構造と言って伝統構法と在来工法が混じった建物でも診断が可能です。
診断結果を時刻歴応答解析という特殊な方法で耐震方法を検討します。
実際に耐震に使われるのはダンパーのような金具です。
一部の地域ではこの診断および解析、耐震補強に対して補助金が下りている
ところもあるので信頼性もあります。

奈良でこんなリフォームを考えている方はこちらをご覧ください
http://www.rinwa.jp/

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