コラム

 公開日: 2013-07-06  最終更新日: 2017-04-15

間仕切りの変更を伴う大規模なリフォーム リノベーション



リフォームの現場です。
全面改装です。
テレビのビフォア・アフターみたいですが、どこまで解体するかは、間取りの
変更の程度や下地の状態によります。
大きな間取りの変更もなく下地の状態がよければここまで解体する必要
はありません。
お住まいしてもらいながらということもあります。
今回は、既存の機能や用途を変更して新しい使い方を提案するので
リノベーションといったほうがいいかもしれません。
リノベーションもリフォームもやることにあまり変わりはありません。
聞こえの良さでリノベーションを使っている会社もあります。




たとえばクロスの貼替などは下地の状態がよければ単純に貼りかえるだけで
すみます。(下地のボードや板がしっかりしている クロスをはがしても下地が
付いてこない)
ただ、現状クロスを和紙や漆喰にとなると下地からやりかえることが多くなります。
和紙の場合は、クロスをはがして貼ることもできますが、浮いたりすることが多いです。
塗り壁の場合は、クロスがしっかりしていればその上から仕上げることもできます。
漆喰を塗るというよりも塗装するといった感じですが。
ただ、下地にクロスが残っていますから本来の調湿効果は薄れます。
本来は、下地の石膏ボードを貼りかえてから塗壁やクロスに仕上げるのが一番です。
石膏ボード自体は30年くらいが寿命と思ったほうがいいです。

床は既存の床自体または床下地がしっかりしていれば増貼と言ってその上に新しい
床を貼るだけで済むこともあります。



床が歩くだけでもフワフワするとかジメジメするといった場合は下地の根太や大引も
取り替えたほうが良いです。
その時、床下に十分空間があるか床下が湿っていないかは確かめましょう。
空気が通過するだけの空間がないと確実にシロアリの被害を受けたり、腐食したりします。
また、空間があっても手で触ってみてジメジメしているようでしたら、防湿シートの施工
と土間コンを打設することを勧めます。

次に間仕切りの壁と外壁の壁ですが、バランス良く配置することが大事ですがこれは施工
する工務店任せにするしか一般の消費者ではわかりません。
間仕切りの変更があれば2階の外壁が1階の間仕切りや外壁の上にあるか、大事な4隅の
柱は1階と2階を通して設けられているか、2階の間仕切り壁の下には1階部分にも壁があるか
要は、上からの荷重が支えられるようになっていることが大事です。
次に耐震のための壁(筋違や合板)がまんべんなく配置されているかとなります。




断熱リフォームでは断熱性のいいサッシ(アルミ樹脂複合または樹脂サッシ)が使われているか
断熱材は隙間なく施工されているかが要点です。
断熱材の種類にそれほどこだわることはないと思います。
大きな性能の差はありません。
どれだけ確実に施工されているかのほうが大切です。
一番よく使われるのがグラスウールという断熱材ですが、防湿シートという室内側のシートが
つながっているかがポイントです。
壁は、シートが連続していて木が見えない状態がベストです。
木が見えているということは防湿シートに隙間があってそこから湿気が壁に入る可能性があります。

最後に仕上げですが、どこまでが新しい材料になるか施工前に確認しましょう。
床板だけが新しくなって敷居や鴨居はそのままなのか、敷居や鴨居も新しくなるのか、敷居と床板
の段差はどうなるのか天井は今のままか、壁は真壁か大壁か可能な限り仕上げが解るようにして
もらえば後でもめることもなくなります。
仕様書(仕上げ表)はその点大事な資料になるでしょう。
施工者側も打合せの時点で理解してもらっていると思っていたら、仕上がってから思っていたことと違う
ということは往々にしてあります。

仕上げは自然素材にこだわるか新建材がいいかは住む人の好みです。
ただ、自然素材のほうが施工費も材料費も高くなる傾向があります。
体にやさしい材料でもありますが、傷やへこみ、捻じれや収縮は自然素材の宿命と思ってください。


奈良でこのようなリフォームを考えている方はこちらをご覧ください
http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=114

 

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中西直己

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