コラム

 公開日: 2018-05-05 

古民家の改修


古民家の改修をしています。
土壁の下地になる木小舞というものです。
ほとんどは竹で編むのですが、職人さんの手配ができず、
大工さんに木で組んでもらっています。


小舞下地に荒壁と言って土を塗り付けたところです。
昔の家はほとんどの家がこの土壁を使っていました。
現代の家ではこの土壁を使うことはまずありません。
古民家の改修が流行りなのか、自然派志向の人が増えてきたのか、
時々施工例を見かけます。

土壁は湿気を吸ってくれたり、吐き出したりしてくれる機能があります。
また、完全に自然素材です。
あと、蓄熱性があります。
暖房のための蓄熱はかなりの熱が必要ですが、夏はひんやりとした空間
を作ってくれます。
湿度のせいもありますが、開放的な間取りと相まって普通の断熱の家に
比べれば明らかに涼しいです。
しかし、冬は寒いです。
断熱性が低いのと隙間ができやすいのが原因です。
私の家も実は土壁で作られています。
夏は過ごしやすいですが、冬は寒いです。
サッシも昔ながらの単板ガラスですから、それも原因だと思います。
冬はもっぱら薪ストーブに頼っています。


土壁の家というか昔の家の外壁は、土壁の上に漆喰を塗って仕上げたり
板をは貼って仕上げています。
このような材料しかなかったからですが、今ではあまり採用されません。
サイディングや吹付など外部に適した材料がたくさん開発されて今に至って
います。
しかし、今でもモルタルの掻き落としや板貼りを採用する人もいます。
流行りの仕上げに飽きが来ているのかもしれません。


2階の部屋の床板を貼っています。
杉の床板です。
内装材としては現代の家にも杉の床板はよく使われています。
このほかに桧や松、広葉樹のウォールナットなどは人気があります。

使われる材料も時代とともに変わってきていますが、自然素材の床板や
壁の漆喰など適材適所で昔のつくりに戻っているところもあります。

この記事を書いたプロ

輪和建設株式会社 [ホームページ]

中西直己

奈良県大和郡山市満願寺町814-6 [地図]
TEL:0743-53-3355

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