コラム

 公開日: 2018-01-10 

解体かリフォームか


家の建て替えで解体をしています。
今は新築の物件が減ってきてリフォームが増えてきていますが、
建て替えの需要もあります。

リフォームでも家自体が大きい時やスケルトンと言ってほとんど柱
などの構造材だけ残すような大規模リフォームがあります。
一般の人から見てもそこまでするなら建て替えたほうが安くできる
のではないかと思われることもあります。
確かに建て替えたほうが安くできるような物件もありますが、今では
めったに使われることがないような大きな木材が使われていたり、
建て替えてしまうと壁面後退や道路後退によって家自体が小さく
なってしまう場合はスケルトンにでもして今の大きさを確保してほしい
という場合もあります。
屋根を葺き替えて間取りを変更してサッシを断熱サッシに変えるような
大規模なリフォームの場合、建て替えに近いほどの予算(2000万位)
が必要になることがあります。
しかし実際今と同じ規模の家を造るとなるとあと1000万位が必要
となればそう簡単に予算を組みなおすことはできません。
これは今住んでいる家の規模が大きければさらに大きくなります。
ただ、リフォームで間取りの変更ができると言っても限りがあります。
全く違う家に造りかえることはできません。
それこそ立て替えたほうがいいです。
今住んでいる家に愛着があるのならば活用する形でリフォームするのはいい
と思います。
実際この解体中の家も最初の打合せではリフォームでした。
十分な耐用年数が見込めるうえに理想の形にできるのならリフォームになって
いたと思いますが、理想の間取りに近づけることができない、または耐久性に
不安があったのかもしれません。
施工する側もリフォームする限りは最低30年くらいは持ってほしい、欲を言えば
50年くらいと思って施工しますが、事前に見えない部分の耐久性までは分りません。

古民家のリフォームの増えています。昔の家を活用するのはいいことだと思います。
伝統構法と言われる家に構造材は今の家に比べて一回り大きなものが使われて
いることが多いのでその後の在来工法になった家よりもしっかりしていることがあります。
しかし、リフォームの仕方に規定はありませんから本来の構造を無視して行われている
ことがあるかもしれません。
伝統構法の家は今の家と基本的な構造が違います。
本当はリフォームすることが難しい家です。
動線上に大きな梁があっても邪魔になったからと言って取ってしまったり、バリアフリーに
したいがために敷居を取ったりといったことが施工されていることもあります。
これらは大事な構造材を兼ねていることが多いです。
今の家のようにあとから造作材として取り付けたものではありません。
造作材と構造材を兼ねています。
差鴨居などはその代表です。
多少の使いづらさは残っても構造を傷めないリフォームにとどめておく方が安全です。

この記事を書いたプロ

輪和建設株式会社 [ホームページ]

中西直己

奈良県大和郡山市満願寺町814-6 [地図]
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