コラム

 公開日: 2016-10-15 

伝統工法か在来工法か


ある家の床下です。
大引は束で受けていてますが、束石はブロックを使っています。
奥の方に太めの柱を大きな石で支えています。
この部分だけを見ると石場建ての伝統工法のようですが、家の東西には
布基礎が使われています。

築45年くらいだそうですが、伝統的な建て方と在来的な建て方が入り混
じった時期だったのかもしれません。
大工さんもこれでいいと判断したのでしょう。
この状態から耐震補強しようとすれば在来工法に変えるしかありません。
部分的に基礎で土台が固定されていますから、石場建てでは対応でき
ません。

本来なら家を持ち上げて下に基礎を造るのが一番ですが、相当な費用
が掛かります。
既存の状態で土間コンクリートと布基礎を造ります。
石の部分は石に差筋アンカーを打ち込んで土間コンと一体化させます。
既存の布基礎は内側に同じ布基礎を添え打ちします。

後は、耐震の等級が取れるように耐力壁を設けていきます。
筋違と合板の併用になります。

昭和56年に新耐震基準が制定されましたから、それ以前の建物はこれに
対応していません。
地震で災害が起きるたびに言われることですが、それ以前の建物を今の基準に
持っていくにはかなりの工事費が必要になる物件があります。
まだ、完全な伝統工法のほうが、限界耐力計算に基づいた計算による補強の
ほうが安価で済むことがあります。

輪和建設⇒http://www.rinwa.jp/

この記事を書いたプロ

輪和建設株式会社 [ホームページ]

中西直己

奈良県大和郡山市満願寺町814-6 [地図]
TEL:0743-53-3355

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
中西直己 (なかにし なおみ)さん

吉野杉や吉野檜など、天然木を用いた木造住宅を提案(1/3)

 奈良県大和郡山市で、木造住宅の新築、建て替え、リフォームを行う「輪和建設」。モデルハウスを併設した事務所の前を富雄川がゆったりと流れ、春には美しい桜並木が、夏には川面を抜ける涼やかな風が訪れる人を迎えてくれます。 「私どもは、奈良県内...

中西直己プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

現場での対応力

会社名 : 輪和建設株式会社
住所 : 奈良県大和郡山市満願寺町814-6 [地図]
TEL : 0743-53-3355

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0743-53-3355

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中西直己(なかにしなおみ)

輪和建設株式会社

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
難しい構造計算
イメージ

今、着工を控えた家の長期優良住宅の認定を取るために構造計算をしてもらっています。以前は自社ですべて計...

[ 木の家 ]

焼き杉を使った塀
イメージ

焼き杉の塀を造っています。既成の焼き杉の板もありますが、両面を焼いた焼き杉はありませんから、取引先の...

[ 木の家 ]

耐震補強 新しく基礎を造る
イメージ

築40数年の家をリフォームさせてもらっています。入母屋造りのかなり立派な家です。写真はその家の小屋裏...

[ 古民家 ]

寒さは健康を阻害する?
イメージ

今日は秋晴れといった天気気持ち良かったですね。しかし、日を追うごとに寒くなってきます。ここ数年は、...

[ エアパス工法 ]

省エネ性能に優れた家
イメージ

今日は完成見学会でした。「エコハウス」というのがあります。省エネな家のことです。今の一般的な家は次...

[ エアパス工法 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ