コラム

 公開日: 2016-07-22  最終更新日: 2017-04-21

自然素材の家造り


棟上げの現場です。
1階部分の建て方が終わって2階の根太を敷いているところです。
梁の上に並べている細い木が根太という部材です。
床板の下地になるものです。

しかし、最近の棟上げの現場を見てみるとこの根太という部材は
ほとんど使われていません。
梁や桁という構造材の上に直接合板を貼りつけています。
この方が床構面といって構造の強度が取りやすいからです。
太い木の上に直接板を貼ることで床全体が一枚板のような状態に
なるので強度が確保できます。
ハウスメーカーといわれるところ大手ビルダーといわれるところはおそらく
すべてこの工法を採用していると思います。
以前、しかも10年以上前にハウスメーカーの仕事をしていましたが、
その時点ですでに合板仕様でした。

根太を使う工法は古いかもしれませんが、これはずっと昔から使われてきた
方法です。
欠点といえば床の剛性が取りにくいという点と合板のほうが作業効率がいい
という点でしょうか。
しかし合板を貼ってしまうと1階の上をしっかり塞いでしまうことになります。
空気は流れません。
高気密・高断熱の家にとってはいいことかもしれませんが、生活の湿気などが
溜まる可能性もあります。
また、合板は強度はありますが、いつまで持つものかといったことは分りません。
造った時は丈夫ですが。


床板の下地を貼ったところです。
杉板を下地に使っています。
この上に仕上げの床板を貼ります。
床板のは桧や杉を使います。
家が完成すればわからないことですが、下地にも自然を使うようにしています。
なるべく自然素材を使うようにしているというのが現状です。
すべとぉ自然素材でとなると今の家造りではできない部分もあります。
主なものとしては外壁の下地に使う合板です。
耐震上必要なものです。
モイスという建材を使っています。
それから、内装の下地に使う石膏ボードこれも使わざるを得ないところです。
そして断熱材、これも化学製品です。(ポリスチレンボード)
直接室内に影響はしませんが、新建材も使うことは使います。

自然素材が全ていいかというとそれは分りません。
新建材を使ったほうがいい部分もあるかもしれません。
ただ、自然素材を謳う限り、可能な限り自然素材で家を造るのが仕事です。

自然素材の家⇒http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=106

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