コラム

 公開日: 2016-02-02 

住宅の基礎


基礎のコンクリートの配筋状況の確認です。
下にあるコンクリートは捨コンと言って文字どおり型枠の
基準線を引いたり、型枠を支える下地になるもので基礎
コンクリートとは別物です。

基礎を造るときに一番注意しなければならないのが境界
からの離隔距離です。
私は経験がありませんが、上棟時に施主さんがおかしい
と気が付いて一から建てなおしたという話もあります。

鉄筋コンクリートというのは、強度的によくできた構造物です。
コンクリート自体は圧縮にはめっぽう強いですが、引張という
力にはあまり対抗できません。
一方、鉄筋は引っ張りといういう力に対して強く、圧縮に弱い
という性質を持っています。
両方を混ぜ合わせることで強度を保っています。
粉砕するにしても、無筋か鉄筋が入っているかでまったく固さが
違います。

コンクリートのかぶり厚さという言葉をお聞きになったことがあるで
しょうか。
鉄筋の周りが何cmのコンクリートに包まれているかがかぶり厚さです。
コンクリートは本来アルカリ性なので鉄筋が錆びることはありません。
しかし、少しづつですが風雨にさらされ中性化していきます。
この中性化が鉄筋まで達すると鉄筋が錆びる原因となります。
錆びれば膨張するので、コンクリートを内側から押し上げることに
なりコンクリートが破裂して鉄筋がむき出しになります。
むき出しになった鉄筋はますます錆びるということになります。

これが鉄筋コンクリートの寿命を左右することになります。
今では、コンクリートの外側に施工することで中性化を押さえる
技術もあります。
破裂してしまったコンクリートの補修工事も可能ですが、そうなる
前に対処するに越したことはありません。
見える部分でしか確認できませんが、50年以上経過しているよう
ならば調査してもらったほうがいいかもしれません。
ただし、木造住宅で50年というとまだ基礎がないことがほとんどで、
仮にコンクリートでも無筋コンクリートがほとんどだと思います。

輪和建設⇒http://www.rinwa.jp/

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中西直己

奈良県大和郡山市満願寺町814-6 [地図]
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