コラム

 公開日: 2015-11-07  最終更新日: 2017-04-21

風通しのいい家


断熱のためには熱を伝えにくい断熱材というものを使います。
密度の低いものほど熱を伝えにくいので、空気層をたくさん持った
ものとしてグラスウールやスタイロといったものがよく使われます。
断熱と言っても熱を遮断するわけではなく、熱の移動を遅くして
いるだけです。
空気が熱を伝えにくいのなら、壁の中に何も入れなくていいような
ものですが、空気は動きます。
対流と言って移動するのでこの移動で熱を運びます。
そこで空気が移動しないように断熱材を詰め込んでいます。

昔の家はほとんど断熱材が使われていなかったので、隙間風が多く、
寒いときは、局所暖房したり服を着込んだりして過ごし、夏は窓を
開放して風を通して暮らしていました。
しかし、今の家は、高気密・高断熱になり家全体が1年中セーター
を着込んでいるような状態です。
そして、冷暖房は設備機器が調節しています。
この高気密・高断熱のせいで建材からの揮発物質が問題になりシック
ハウス対策として、建材に規制がかかり24時間換気というものが生ま
れました。
おかげで、自然素材の普及もありますが、新建材もそれほど人体に
影響するようなものはほとんどなくなりました。
自然素材を使っていても持ち込む家具から発生するとも言われました
が、家具屋さんもそれなりに対応していることでしょう。
もともと、建築基準法でも換気のための開口部という規定がありますから、
この24時間換気というのは本当に必要なのかとも思います。
空気を循環させることで、家の中の温度を平準化させるという役目はあ
るかもしれませんが。
窓を開けることによる換気 風通しは自然の風で機械による風とは違って
気持ちのいいもので家の中の除湿もしてくれます。
家の立地条件のもよりますが、風通しは人にも家にも必要なものです。
なるべく冷暖房機器に頼らなくていいように計画できれば、省エネにもつ
ながります。

エアパス工法の家⇒http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=111

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