コラム

 公開日: 2015-11-04  最終更新日: 2017-04-21

屋根・庇・軒の出


屋根 人の生活でいうと傘のようなものです。
雨の日に傘をさす、日差しの強いときは日傘の代わりになるものです。
傘は大きいほど雨にぬれにくくなります。
古民家などにみられる茅葺の家 写真はトタンで覆っていますが、
考えてみればあのような茅や藁で雨をしのごうとしたのですから、
それなりに工夫はしてあります。
勾配を急にして流れやすく、浸みこんでもいいようにかなり厚く
造ってあります。
外壁も土壁や木で覆ていることが多いので雨を防ぐために庇は大きく
造ってあります。
雨の多い日本ならではの造りです。
最近は、デザイン重視で屋根を小さくというか庇の短い家もよく見られます。
それなりに外壁の防水性もよくなったので可能ですが、それでも屋根は相応
な大きさがあったほうがいいです。


屋根 軒の出はある程度の大きさがあったほうが外壁の保護にもなりますし、
夏の強い日差しをカットしてくれる役目もあります。
かといってあまり深くし過ぎると部屋が暗くなります。
トップライトなどはそれには有効ですが、設置する方位は検討が必要ですし、
防水の面で不安が残ります。
昔の家で、縁側の先に池がある家がありますが、水に反射する光を室内に
取り入れていたのではと言われています。



また、軒は日照を調節してくれます。
太陽の高度は、夏から冬にかけて変化します。
日射は南中高度でいうと 冬至で約31度 春分・秋分で約55度 夏至で78度
の角度で侵入します。
寒くなるほど低い角度で室内に入り、暑いほど高くなるので室内に入りにくくなります。
軒の出の設定次第で日射を調節することもできます。
これから寒くなりますが、暖かい日差しが室内の奥まで入ってくれると暖房も節約できて
気持ちがいいです。

木の家⇒http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=119

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