コラム

 公開日: 2015-05-15 

エアパス工法の家 プレカットと手刻み


外部の合板と屋根の下地の工事が終わりました。
外に貼ってある青いシートはサッシがまだ入っていないので
開口部を養生するためのものです。

住宅の施工は、この外部が済むまでは現場が散らかりがちです。
施工した部材の端切れや金物が建物の周囲に落ちます。

以前ハウスメーカーの仕事をしていた時は、すべてがプレカットなので
端切れや端材が出ませんでした。
プレカットが出始めたときは、「工場に日本一の大工さんがいます」
と書いたポスターが各現場の玄関ドアに貼られました。
当然ながら、大工さんにはあまり受けがよくありませんでしたが。
当初のプレカットはまだあまり精度がよくありませんでした。
刻み間違いもありましたが、そこは技術力の向上もすごいもので、
間違いはほぼなくなり、派柄材(垂木や間柱といった細かい部材)
や合板までプレカットできるようになり、上棟時の加工はほとんど皆無と
までなりました。
何か余ればどこが間違っているのかと施工する側が探したり、うっかり
加工したりしないように気を付けて施工する始末でした。
それほど信頼性があります。
今も当然そうでしょう。
大工さんはただ、組み立てるだけです。
これはこれで、作業能率・現場美化(ゴミが出ない)という点では
素晴らしい技術です。
ほとんどの住宅会社がこのプレカットを採用していると思います。

ただ、その仕事に慣れてしまうと、大工さんの応用力、自分で考える癖
自分で対処する気持ちがなくなりがちです。
自分が持っている技術で対処しながら、造り上げるのが本来の家造りだ
と思います。
自分が墨付けをして刻んで初めていい家を造ろうという気持ちになれると
思います。
プレカットは素晴らしい技術ですが、まだ、機械では対処できない加工もあります。

近い将来、手刻みという仕事はなくなるかもしれませんが、できる人がいる間は
続けていこうと考えています。



今度の日曜日は構造の見学会です。
それなりの準備はできたようです。

エアパス工法の家⇒輪和建設http://www.rinwa.jp/

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中西直己

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