コラム

 公開日: 2015-03-12  最終更新日: 2017-04-21

真壁と大壁


真壁の部屋です。
既存の聚楽を掻き落として、下地をしたところです。


こちらは既存の柱の上からボードを貼って柱を隠しています。

リフォームとしてはどちらでも施工できます。
なるべく原形を残してリフォームしたいときは、壁を塗り替える
だけでいいです。

ただ、部分的に間取りが変わったり、壁がなくなったりすると柱
の隠れていた部分が出てきて傷が出てくることがあります。
埋め木などで対応できる程度ならいいですが、どうしても見栄え
が悪くなる時は石膏ボードを貼って隠してしまうことになります。

真壁に使う柱は、無地と言って節がありません。
材料としては高価な柱を使っています。
隠してしまうのはもったいないでしょう。
一方、少しでも断熱性を良くしようとするなら、大壁にしたほうが
いいです。
既存の壁と石膏ボードの間に空間ができますし、気密性もよく
なります。
しかし、大壁にすると部屋は狭くなります。
たいしたことはないようですが、既存の柱に胴縁を打って石膏ボード
を貼ると25ミリから28ミリ狭くなります。







大壁で仕上げた部屋と真壁で仕上げた部屋です。
どちらも漆喰で仕上げています。
仕上げはそれぞれ好みはあるでしょうが、かなり印象が違います。

本来、塗壁は真壁への施工に向いています。
大壁のように広い壁になると移動しながらの施工になるので、
どうしても塗り斑が発生します。
今の一般的な家はほとんどが大壁です。
そこに、自然素材を使う傾向があるので、左官屋さんにとっては、
やりにくい仕事です。

古民家をもっと⇒http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=104

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