コラム

 公開日: 2015-03-09 

エアパス工法の家は住みやすいか 5


エアパス工法の施行者としての評価

太陽熱の利用の仕方としては理にかなっていると思います。

夏は、壁や屋根で熱せられた空気を床下から空気を吸い上げながら
越屋根や妻側に付いた換気口から自然に外へ出すことで、小屋裏の
温度も下がりますし、壁の中を空気が通過するだけでも壁の温度は
下がります。

冬は、暖めた空気を壁や屋根裏に閉じ込めることで家全体を包むよう
にすることで寒さのピークを和らげる。
ただ、壁が天井が少し温められる程度なので、直射日光ほどの体感の
差はありません。

またこのシステムの中には、電化製品は含まれず、建築的手法だけで
成り立っているところも優れていると思います。
故障などのメンテが少なくなります。
効率優先ならば電動のファンなどを付けた方がずっと効率よく太陽熱
を利用できると思います。

空調機器を優先して使う人にとっては、高気密高断熱の家でいいと
思います。
エアパスを含めたパッシブソーラーハウスは、少しだけ自然の力を
利用して暑さ寒さのピークをカットしてくれるだけですから。
どちらかというとエアコンなどの空調機器が苦手な人に向いています。
エアパス以外にも、WB工法やソーラーサーキットなどよく似た工法が
ありますが、それぞれ一長一短あるでしょう。
当社も今の時点では、パッシブソーラーの中では一番すぐれていると
判断して採用させてもらってますが、もっといい工法ができるかも
しれません。

余談になりますが、当社もエアパス工法がメインですがエアパスしか
建てていないわけではありません。
ボード上の断熱材や輸入の自然素材の断熱材を使った高気密高断熱の
家も施工します。

夏場での施工でした。
ちょうど同じくらいの進捗状況でエアパスの家も施工していましたが、
断熱材がすべて施工された後でも、エアパスで施工している家が明らか
に涼しかったのは事実です。
冬の構造見学会で35坪くらいの家なら、石油ファンヒーター一台でほぼ
暖かくなるのも事実です(高気密高断熱なら当たり前かもしれませんが)

エアパスの家は、普通の高気密高断熱の家に比べて坪5万円位(当社の
場合)位高くなります。また、エアパスの家はローテクで、換気口の
開閉なども自分でしてもらうことになります。

住んでみないとわからいし、住み比べることもできない代物ですから、
実際住んでいる人の家にお邪魔してみるか、エアパスのモデルハウス
に真夏又は真冬に訪問してもらうかして体感してもらうしかないと
思います。
モデルによっては宿泊体験できるところもあります。
私自身も、本部の宿泊体験をして採用させてもらいました。

ただ、プランや間取りは実際の体感温度にかなり影響します。
また、自然素材を使っているところが多いですが、憧れだけで採用する
と困ったことが起きることもあります。
木材の乾燥・収縮・干割れなども発生しますし傷もつきやすいです。
また、変色もします。
私自身はそれに余りあるものがあるとは思いますが。

エアパス工法の家⇒輪和建設http://www.rinwa.jp/

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