コラム

 公開日: 2014-05-01  最終更新日: 2017-11-09

パッシブソーラーハウスを造る 壁の通気


外壁面はすべて、通期のために胴縁を打ち付けます。
この胴縁で空気は縦横どちらの方向にも流れることになります。

壁の下地に胴縁を使う施工方法は昔からあります。
これは、集成材が普及するまでは自然の無垢の木を柱として
使うことが多かったのですが、柱には基本背割りというものがあります。
乾燥を早めるためと背割りを入れることで乾燥に伴うひび割れを防ぐ
ためです。
背割りがあるとそこが開くことで平らな面が反ったりすることになります。
そのような柱に直接石膏ボードを貼りつけると壁に不陸が発生します。
胴縁はそれを防ぐために使われていました。
しかし、今では集成材が多用されるようになり柱が反ったりすることが
なくなりました。
そうなれば直接石膏ボードを貼りつけても問題はありません。
今では直貼り工法がほとんどです。


間仕切りの壁は、通期の胴縁を打つと壁が厚くなり、部屋が狭くなったり
建具の枠が大きくなったりするので梁に通気のためのスリットを設けています。
これによって間仕切り壁の中も通気ができます。
夏などは、壁の中が通期することで壁の温度が下がり輻射熱が抑えられます。

エアパスの通気の効果は、断熱のためだけではなくどの壁の中も空気が流れる
ことで、壁体内結露を防ぎ空気に触れることで柱や梁を真壁構造のような状態
にすることで、構造材を長持ちさせことにもなります。

現代の一般的な高気密・高断熱と言われる家は基本壁の中を空気が動くこと
はありません。(わずかな対流はあるかもしれませんが)
床に接する部分や間仕切りの壁の上も通気止めという処理がされている家もあり
ます。
どちらがいいかと言われると一長一短あると思います。
ただ、どこも空気が流れている方が隠れて見えない部分も材料にとってはいい環境
だと思います。

日本の木と漆喰で造るエアパス工法の家⇒http://mbp-nara.com/rinwakensetu/column/?jid=111

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