コラム

 公開日: 2013-06-01  最終更新日: 2016-05-01

屋根の下地に使う野地板はコンパネがいいか、杉板がいいか



野地板と言って 屋根の下地に使う材料のことです。
この上に、瓦やカラーベスト、ガルバリウムなどの屋根材を葺いて
仕上げます。
当社は、ガルバリウムという鋼板を使うことが多いです。
軽量なのとエアパスという工法の家が多いからで、エアパスには熱
伝導のいい材料が空気の流れをよくしてくれます。

この野地板は、コンパネという合板を使うところが多いですが、熱と
湿気の激しい部分ですから、あまりお勧めできません。
コンパネなどの合板は、薄い板を接着剤で貼り合せているので高温
にさらされると接着剤が剥がれる可能性があります。
また屋根は意外と湿気が溜まる部分でもあります。
これも合板には不利です。
その点、無垢の杉板などは熱や湿気に強く屋根の葺き替えといった
リフォームでも合板のような傷み方はしません。
合板は接着剤が剥がれてにバラバラになっていることが多いです。

また、防水のためのルーフィングというシート状の材料をこの野地板の
上に敷くのですが、これも透湿性のあるものをお勧めします。
それだけでも湿気が逃がされて野地板の寿命を保ってくれます。
見えないところ、隠れてしまうところこそその場に適したもの
を使ったほうがいいですね。

しかし、ここ数年ラワン材が高騰してきているので合板は高くなってきて
います。
自然と無垢の杉板を使うところが増えるかもしれませんが、この杉板に
もデメリットはあります。
屋根を構面と言って構造の一部として算入する場合、杉板は大きな
値は期待できません。
また正確な数値も出ないという性質があります。
自然のものですから当たり前といえば当たり前ですが。
その点、合板ははっきりとした数値で強度を表すことができます。
ハウスメーカーなどが合板を多用するのはそのためです。
ただ、どんな既製品にも言えることですが、製造時はその強度を持って
いても数年たってどれくらいの強度を維持しているかはわかりません。
造った時が一番強いわけです。
構造用集成材などもそうです。
強度をはっきりと表示してくれますが、例えば30年後その強度があるかと
言われればわかりません。
その点自然の木材は少しづつ乾燥するにつれて強度は増していきます。



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